私が初めて筋力トレーニングを経験したのは高校生のころです。きっかけは、2005年前後、当時の格闘技ブームの影響を受けてガリガリで弱そうな自分を変えたいと思うようになり近所のボクシングへ通いだしたことにあります。そのボクシングジムには2年間通い、その間、半強制的にベンチプレスや腹筋などの筋力トレーニングをさせられました。当時なんの情報も持たない私は栄養の重要性など考えずひたすらコーチから言われるがままに筋力トレーニングをしていました。ただその経験により、なんとなく筋力トレーニングがどういったものかのイメージがつき、また、運動をするということへの抵抗感もなくなったかと思います。受験勉強を機にボクシングジムは退会し、それ以降、いったん筋力トレーニングからは離れました。
20代にはいったころ交通事故に遭い身体に後遺症が残ったことをきっかけに、それをカバーするための体力・筋力づくりで、ウエイトトレーニングとプールのある近所のジムへ入会しました。そのジムはトレーナーと利用者の交流が盛んでした。気づけばトレーナーとの会話をしにジムへ行くような状況に。トレーニングはおろそかになり、次第に身体づくりに対するモチベーションが下がって、はじめての筋力トレーニングのジムは半年で退会することになりました。
その後、契約不要で利用したときだけお金を払うというシンプルなシステムの「市営のジム」の存在をネットで知り、少し自宅から遠いですが、気持ちが向いた時だけ通うようにしました。その市営ジムは、トレーナー不在、マッチョな人々だけでなく、幅広い年齢層の方が通っているジムで、スペースも広かったです。器具の使い方は前に所属していたジムのトレーナーから聞いていたのですぐに使えました。非常に入りやすい雰囲気で、一人で集中してトレーニングをすることができ、トレーニング後は非常にさわやかな気持ちと達成感を感じることができました。とにかく自由にやらせてもらえるジムで、その感じが私とマッチしたのか、気が付くと、暇な時間に「効率的なトレーニングはどうすればいいのか」や「栄養管理はどうすればいいのか」などの情報を自ら調べるようになり、「週にどれくらいのペースでジムにいけばいいのか」などがわかると、どんどん筋力トレーニングが習慣化していきました。結局そのジムには毎週かかさず2年以上通いました。
現在は家の近所に筋力トレーニングのジムが新規オープンし、そこのジムへ体験利用したときの雰囲気がよかった(市営ジム同様に危険な行為等でなければ基本的に自由にトレーニングさせてもらえる)ので、そこへ契約し週3日気持ちよく通っています。
まだまだ発展途上ですが、胸や腕は太く大きくなり背中は広くなり代謝もいいので減量もしやすく、銭湯や海で脱いでも恥ずかしくない体形になれたと思います。
私の体験談を通して、筋力トレーニングで最も大切だと感じたのはありきたりですが、「続けること」です。
そのために私は「気持ちが向いた時にジムへ行く程度のゆるい感覚」と「自由にやらせてもらえる環境」、この2つが必要でした。
参考になれば幸いです。以上です。