34歳 2児の母、毎日パワフルで疲れ知らず

私は21歳からバーカウンターのあるダイニングレストランで店長として働いていました。お酒が好きで、仕事中にお客様に勧められることがあれば必ずいただき、仕事終わりにも毎日ビールや焼酎を飲む生活をしていました。25歳くらいから下腹部のお肉が気になりだし、デニムのうえに腰肉がしっかり乗るようになってしまいました。このままじゃまずいと思いましたがお酒はやめられないので食事をかなり制限するようにしました。朝ごはんは食べずに、お昼にスープのようなものを作って食べ、そのあとは夜寝るまで食べ物はほとんど口にしない生活です。それでもお酒を飲む量が多いので体重が増えないにしても減ることはありませんでした。
28歳になっていよいよ食事制限でのダイエットに限界を感じ、ついに筋トレをしようと決心しました。
ジムの会員になってもすぐに行かなくなるだろうし、そもそもジムで何をしていいかもあまりわからなかったので色々と調べた結果、加圧トレーニングという方法で筋トレを始めました。
加圧トレーニングというのは腕や足の付け根を縛って血流制限をした中でトレーニングをすることで通常と同じ動きをしても3倍しんどい分3倍効果があるというものです。始めはとにかくしんどくて毎週1回、1時間だけなんですけど、本当にしんどくて毎週どうやってサボろうか考えていました。インストラクターとマンツーマンのトレーニングなので休みにくく嫌だ嫌だと思いながら通うこと3ヶ月を過ぎたころ、仕事先のバーの常連さんに「痩せた?」と聞かれることが何度もでてきたのです。しかもその時点では体重は1キロほどしか減っていなかったのに!
たしかに鏡で自分を見るとお尻がキュッと上がり顔の輪郭もすっきりして太ももも二の腕もかなり引き締まってきていました。褒められると嬉しくてそれが原動力になり筋トレにもさらに力が入ります。
筋トレは自分の限界との戦いでもあります。しんどい、もう無理、と思ってからどれだけ頑張れるかが大切です。それが精神的なトレーニングにもなって、メンタル面もかなり強化されました。心身共に自分に自信がつき、メイクやファッションにも気合が入るようになりました。
その後結婚してもトレーニングを続け、妊娠を機に一旦お休みしました。
出産の時とその後も、体を鍛えていたので回復が早く、産後の骨盤のゆがみはほとんどありませんでした。骨盤矯正に行くと「数ミリくらいしかずれていないね」と先生に褒められたほどです。今は4歳と0歳の子育て中ですが、ご近所の奥様たちにもびっくりされるほど体力があります。あの時、しんどくても筋トレをやめなくてよかったと今でも思います。

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