56歳、筋トレ歴実質25年程、若年から初老を経た心境の変化

自己紹介:
まずは、自己紹介をします。
現在、56歳です。
筋トレを始めたのは、大学卒業後に新社会人になって数年経った頃からなので、筋トレ歴としては30年程度です。
但し、仕事が忙しかった時期やケガによる安静期間で筋トレが出来なかった期間もあるので、5年ほどサボっていた期間があります。
なので、実質は25年間ほどです。

筋トレを始めた動機:
筋トレを始めた動機は、筋肉の量を増やして見栄えを良くしたいと言うのが起点でした。
「これでモテルかも」と言う、若い男性によくある思い込みですね。
最初はホームセンターで木製のベンチを買いL型金具で強度補強して、8kgのダンベルでベンチトレーニングを中心に行っていました。
見栄えを良くするのが目的でしたか、正面からの印象を気にして、胸のトレーニングが多かったと記憶しています。
トレーニング方法は図書館の本を読んで、完全に自己流でやってました。
今から思うと、無理・無駄の多いトレーニング方法でしたが、初めて行う筋トレの刺激に身体も新鮮な反応をしたようで、そこそこ筋肉が付いてきました。
少し話は逸れますが、学生時代に剣道をやっていました。
剣道の素振りは竹刀の端を握る左腕が回転運動の起点であり、右腕は添えるだけとの感覚でした。
その為に、回転運動のエンジン部分である左胸の方ばかりが発達して、正面から見ると明らかに左右非対称な胸でした。
ダンベルによるトレーニングは左右均等に負荷がかかるので、発達している左胸には軽い負荷、未発達な右胸には適正な負荷がかかります。
この為に、右胸の筋肥大は大きかったようで、自己流のダンベルトレーニングだけでも、左右の胸の差異は目立たなくなって来たのを覚えています。

自己流筋トレから民間ジムへ:
と言う感じで自己流の筋トレを数年間行ったのですが、頭打ちの時期が来て効果が感じられなくなる時期がやって来ました。
ここで最初にサボります。
しかし、まったく筋トレをしない期間が半年も続くと、目に見えて筋肉量の減少が判ります。
悩んだ結果、今度は民間のジムに通う事にしました。
初めて使うマシン。
初めて使うバーベル。
筋肉は新鮮な負荷に反応を示し、自己流の筋トレ時代では考えられなかった筋肥大を経験しました。
自己流の筋トレ時代は、8kgのダンベル負荷しか経験が無かったのですが、民間のジムの場合は各部位に合わせた適正な負荷がかけられる事が好影響だったと思います。
まあ、今考えれば当たり前の事なんですが、知識に乏しい時期は本で読んで「そうかもしれない」と思うだけで、実際の効果は疑っていましたからね。
で、負荷調整が出来るマシンやバーベル・ダンベルを使える環境になって、実践して効果を確認して、やっと信じると。

筋トレにのめり込む;
筋肥大に伴い、扱える重量は増えて行きます。
特に多関節種目であるベンチプレス等の伸びは大きかったですね。
ベンチプレスの場合、最初は胸の筋肉で押し上げて徐々に上腕三頭筋へと力の入れ具合を調整する必要があるのですが、この様な多関節種目は最初は難しいんですよね。
単関節種目であるアームカール等は劇的な伸びは感じられないのですが、多関節種目は筋肉の使い方を身体が理解し始めると、劇的に伸びます。
最初はシャフト部分の20kgだけもヒーヒー言ってたのですが、初めて数か月で体重と同じ重量を持ち上げられたのは嬉しかったですね。
そうやって、ドンドン筋トレにのめり込む事になります。

ケガ:
民間ジムでの筋トレは効果が高く、のめり込んでいたのですが頭打ちの時期がやって来ます。
扱える重量が増えなくなって来ました。
重い重量を扱った方が筋肉痛が残りやすいと期体感していましたので、重い重量ばかりを扱って無理をする事が多くなりました。
そして、ベンチプレス中に肩に違和感が。
そこで休養すれば良かったのですが、痛みを無視してトレーニングを続けた結果、とうとう肩が上がらなくなってしまいました。
肩が使えないと上半身のトレーニング全般に影響が出ます。
結果としてジムを退会し、1年間以上の休養を取る事になってしまいました。

ピリオダイゼーション:
休養期間は肩に負担がかからないジョギングばかりしていました。
そして、何故にケガに云ったかを本で調べていました。
そして見つけたのが、ピリオダイゼーションと言う言葉です。
色々な意味があるようですが、自分なりに解釈したのは同じトレーニングばかりを行っていると、筋肉の反応は薄くなるだけでなく退化する事もあるとの点でした。
考えてみれば、ケガをした時期はベンチプレスで扱える重量の自己更新を目指して、重い重量ばかりを扱っており、プレス系の種目ばかりやっていました。
休養期間を経て筋トレを再開しました。
今度のメニューはこんな感じです。
[軽い重量を扱う月]→[普通の重量を扱う月]→[重い重量を扱う月]→[10日程度の完全休養]これを3ヵ月サイクルで回し、種目も出来るだけ変えるようにして筋肉への刺激が新鮮になるように工夫します。
ピリオダイゼーション実施後の効果は実感に乏しいのですが、体重も増え大きなケガもしなくなった事から、それなりの効果はあったんじゃないかと思います。

初老を迎えて:
筋トレは相変わらず行っているのですが、目的はまったく変わって来ましたね。
当初は見栄え重視が目的だったのですが、現状は健康目的です。
加齢による筋肉量減少、それに伴う歩行機能の低下等は致し方が無い部分だとは思います。
しかし、ジムに行くと高齢でもしっかり歩き、姿勢もシャンとしている方々がいます。
来るべき老に備えて、筋肉量維持は大きな目標です。
抗えるだけ、抗いたいと考えています。

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